麦穂2月号巻頭言 紅梅・白梅(ー主日のミサの時間が変わりますー)主任司祭 細井保路

2025/2/10

          紅梅・白梅 (ー主日のミサの時間が変わりますー)                         主任司祭 細井保路(ほそいやすみち)  昨年教会の下のお宅が更地になったとき、教会の裏庭が道から見通せるようになりました。坂を登ってくるときに、見事な紅梅の木があることに初めて気づいた方もあったと思います。今年も季節がやってきて、紅梅が咲き始めました。つぼみがほころび始めたのは、裏庭の紅梅の方が早かったのですが、2月に入った途端、前の庭の白梅も勢いよく花を開き始めました。しばらくは梅の花と香りを楽しむことになりそうです。  梅の木の品種によって、開花の時期はさまざまですが、教会の紅白の梅は、ほぼ同時に2月ごろ咲き始めます。特に紅梅は、ほとんど手を入れていないので、のびのびと枝を伸ばし、満開のときはなかなか見ごたえがあります。そして小鳥たちもたくさんやって来ます。寒い日がまだ少し続くようですが、春が確実に近づいているのを感じます。  季節のサイクルや、日の出日の入りを繰り返す一日の時間の流れや、月の満ち欠けは、私たちの生活のリズムを整えるために大切な役割を果たしています。携わっている仕事やライフスタイルは人それぞれで、どうしても生活は不規則になりがちです。でも、私たちも神さまに造られた自然の一部なのですから、時折、自然界のサイクルを意識して自分の生活を見直してみるのはよいことだと思います。  仕事や環境が変わると、いやでもタイムスケジュールが変わってきますが、その変化は無いに越したことはありません。以前から、日曜日のミサの時間がもう少し遅いと助かるという声はありましたが、現行の9時に合わせて生活を組み立ててしまえば、時間を変える必要は感じない人の方が多いのも事実です。しかし、少しでも多くの人がミサに参加できるように、思い切ってミサの時間を変更することにしました。祭日のミサは10時ですから、そこに揃えることも考えられますが、急に帰りが1時間遅くなると困る人もいるかも知れません。そこで、9時半に変更します。15年前の時間に戻ることになります。 今年の四旬節は、3月5日の灰の水曜日から始まります。四旬節第一主日が3月9日ですから、その日から、日曜日のミサを9時半開始とします。  人によっては、バスの時間などがかえって都合悪くなってしまうこともあるかもしれません。なんとか新しい時間設定に生活のリズムを合わせていただくようにお願いします。

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